当社では、さまざまな瞬低対策システムの中から、
お客さまに最もふさわしいシステムを提案いたします。

こんなお客さまに
おすすめ

導入のメリット

瞬低対策設備

初期費用を抑えながら、突然の瞬低にも対応できる設備受託サービスがおすすめです。
瞬低対策設備を導入することにより、落雷などの突然の瞬低でも業務を止めることなく安心して業務に専念できます。

■POINT

・安心の保守・保安

一定のコスト

設備受託サービスをご利用いただくことで初期費用を抑え、一定のランニングコストとなるためお客さまの負担も大きく低減いたします。

■POINT

・大きな負担となる初期費用も抑え一定の費用となります

保守・点検

保守・保安の点検など人の確保にお悩みのお客さまにおすすめです。

■POINT

・保守等をアウトソーシングすることで安心して本来の業務に専念できます

瞬低対策について

瞬時電圧低下の影響を受けやすい機器は・・・

機器名 適用箇所の例 影響内容
1.直流安定化電源
(コンピュータ等マイクロエレクトロニクス機器の電源)
・工場のプロセス制御用
・OA機器
・20%以上の電圧低下が0.01~0.1秒程度継続するとコンピュータが停止する。(計算ミスなどを避けるため自動停止する)
・工場のプロセス制御用コンピュータが停止すると、操業が部分停止する。
2.電磁開閉器
(マグネットスイッチ)
・工場のモータの大部分
・各種機器・装置の電源開閉
・50%程度以上の電圧低下が0.005~0.05秒継続すると開放し、モータの電源を開放する。(マグネットスイッチはモータの起動停止時の電源の開閉などのために多く使用されている)
・モータの停止により生産が停止する。
3.パワーエレクトロニクス応用可変速モータ ・一般産業用のモータ
・エレベータ
・浄化槽、下水処理場のポンプ用モータ
・20%以上の電圧低下が0.01~0.02秒程度継続するとモータが停止する。(サイリスタ保護のために停止する)
・モータの停止により、工場の操業、エレベータ、水道などが停止する。
4.高圧水銀灯 ・店舗、ホールの照明
・スポーツ施設、道路、トンネルの照明
・半導体露光装置
・20%以上の電圧低下が0.05~0.1秒以上継続すると消灯する。
・いったん消灯すると、再点灯まで数分かかり、安定点灯するまでに更に数分要する。
5.不足電圧継電器 ・受電電圧の監視
・機器電圧の監視
・不足電圧継電器の動作整定時間が短い場合に停止する。
・生産が停止する。

出典:瞬時電圧低下対策 電気協同研究第46巻第3号

機種選択においては・・・

容量、入出力電圧 どれだけの大きさの負荷設備を守るのか
許容瞬低時間 どれだけの時間なら瞬低が許容できるのか
瞬低補償時間 どれだけの時間の電圧低下を補償するのか
その他 予算、被害額、設置スペース、既設電源有無 etc.

機種の特徴

方式 構成、特徴
常時商用給電 ・主要構成は商用系統から負荷への導電路中に設けられた高速スイッチと、その負荷側に接続されるインバータおよび蓄電デバイスからなる。
・通常時は商用系統からの電力を、高速スイッチを経由してそのまま負荷へ給電するため、UPSよりも一般的に効率が良いが、切替時は瞬断が発生する。瞬低発生中は負荷を商用系統から切離し、全ての電力をインバータを介して給電するが、補償時間は短時間であり、装置の大容量化に有利である。
常時インバータ
(UPS)
・主要構成はACをDCへ変換するための整流器、蓄電デバイス、DCをACに変換するためのインバータからなる。
・電源側と負荷との間は蓄電デバイスを含むDC部分を介して分離されているため、商用系統の瞬低、停電の影響を全く受けずに高品質な電源を負荷に供給できる。
高速切り替えスイッチ
(常用発電機)
・主要構成は商用系統から負荷への導電路中に設けられた高速スイッチと、その負荷側に接続される発電機からなる。
・常時、発電機を運転しておき、瞬低を検出すると速やかに商用系統と負荷を切り離し、全電力を発電機から給電する。燃料供給が続く限り給電を継続することができ、瞬低のみではなく長時間の停電にも対応可能である。

出典:電力系統瞬時電圧低下対策技術 電気協同研究 第67巻 第2号

機種の比較

方式 瞬低補償 停電補償 効率 主な蓄電デバイス 切替時間 単機
最大容量
システム
最大容量
出力電圧
常時商用給電 短時間
のみ可
97~
99.6%
EDLC(電気二重層キャパシタ)、
鉛蓄電池
1~5msec 12,000kVA 12,000kVA 100V~6.6kV
常時インバータ
(UPS)
90~
96%
鉛蓄電池 無瞬断 2,000kVA 4,500kVA 100V~440V
高速切替スイッチ
(常用発電機)
99% (常用発電機) 15~20msec 800A 2,000A 3.6kV~7.2kV

出典:電力系統瞬時電圧低下対策技術 電気協同研究 第67巻 第2号